大使夫妻からの招待状大使夫妻からの招待状

北欧の国デンマーク王国は、大小400の島からなり、そのうちの約90の島に人々が暮らしている。国土面積は九州より少し大きく、人口は544万人。海に囲まれた島々は緑に覆われ、肥沃な農地を縫って大小の町がひしめいているこの美しい国を、童話作家として世界的に有名なH.C.アンデルセンは詩に書いて讃えている。
雪で覆われたデンマークの長い冬。人々が待ち焦がれた春。花が咲き乱れ、短いからこそ外で過ごして楽しむ夏。色彩豊かな秋と、それぞれの季節感を楽しむデンマークの人たち。彼らが大切にしている言葉は、「ヒュッゲ(hygge)」。「人と人が触れ合いながら、ゆったりとくつろぐ楽しいひととき、雰囲気」という意味で、デンマークの人々は、この楽しい時間の創造のために、大変な情熱を傾ける。とくにデンマークの長い冬、そして夜をいかに居心地よく、楽しく暮らすかというこだわりは、インテリアデザインへの関心となった。これは食卓にも表れ、どんなに忙しくても家族は一緒に食卓を囲む。気候のよい夏には、庭にテーブルを出して食事をしたり、森に出かけてランチをすることも。草の上にクロスを敷き、カジュアルな食器を使って食事をする、このピクニック・ランチを「ヒュゲリタイム」と呼ぶなど、さまざまなシチュエーションで楽しい時間を過ごそうとするデンマーク人のライフスタイルが、この「ヒュッゲ」という言葉に象徴されているのである。

photo

国民に愛されるヨーロッパ最古のデンマーク王室

デンマークは、ヨーロッパで一番古い王国。国民は、その王室を心から愛し、それは、自分たちの家族をとても大事にする心と共通する。フレディ・スヴェイネ大使とリーゼ・フレデリクセン大使夫人は、王室を尊敬するデンマークの国民性を象徴するご夫妻であり、4人の子供との家族の絆をとても大切にしている。
デンマーク大使(フレディ・スヴェイネ大使&リーゼ・フレデリクセン大使夫人)

photophoto

このヒュッゲの精神はデンマーク人の「おもてなし」の心にも通じている。インテリアに濃やかに気を配るのは、ご招待したお客様に楽しい時間を過ごしていただくためでもあるのだ。デザイン性に優れた家具を置き、壁には画家にその部屋のコンセプトに合わせて描いてもらった絵を飾り、テーブルクロスや食器に至るまでコーディネートしてテーブル・セッティングを準備する。そのテーブルの上や部屋のコーナーにフラワー・デコレーションは欠かさず、お客様を癒す庭は日頃から手入れをしておく。デンマークの人たちには、本当の意味のファースト・クラスの生活が日頃から自然に身についているようだ。これはライフスタイルにおいて「ヒュッゲ」を最も大切にする国民性ゆえに違いないといえよう。

photo

「デンマーク人にとって一番大切なことは?」

Hygge(ヒュッゲ)。
「人と人が触れ合いながら、ゆったりとくつろぐ楽しいひととき」という意味のこの言葉に、デンマーク人のもてなしの心、その真髄がこもっている。